Rolfing® Structural Integration

身体に対する意識レベルの深さが一線を越えている 


クライアントのご了承を得て掲載しています。

30代男性・美容院経営&美容師(10シリーズ)

ロルファー稲員の友人、長谷川雅史君がセッション2までの感想をブログに書いてくれました。
原文はこちら(少し下にスクロールすると見れます)。
彼が元々持っている繊細さと、美容師という職業で磨いてきた感性によって、とても興味深い内容です。
10シリーズを通して、「自分の身体を大切に思いたい」とのこと。以下、原文のままご紹介します。
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マサです。

2013年9月28日、ロルフィング10シリーズ、
2回目のロルフィングセッションを受けました。

ロルフィングって何?

これに対する回答は、ロルフィングを施術しているロルファー自身にとってもなかなか言葉にするのが難しいらしく、実際に受けてみると、その表現の難しさには更に納得がいきます。

整体でもない、マッサージでもない。

で、思いました。

もうこの際、説明とかいらない。
ロルフィングはロルフィング。

自分が実際に体験して、
その内容を通して感じたことをあるがままに書いてみます。

まず、僕は2回めのセッションで、完全に【治療】とか【矯正】とか、多くの人がマッサージや整体などに期待するその手の効果を目的としてロルフィングを受けるような概念を一切排除する事となりました。

自動的に。

ロルフィングには、今まで僕が体験してきたマッサージや矯正などとは明らかに一線を越えているなと思う部分があります。

それは、思考の深さ。

身体に対する意識レベルです。
(特に興味深いのはその思考を共有する という部分)

ロルファーにとってはもはや標準なのでしょうが、
あそこまで細かく繊細に、深く研ぎ澄ました意識レベルで体のことを考えるという経験、普通なかなか無いと思います。

僕はなかったです。

身体という一番身近で何よりも大切な存在。
その存在の芸術的ともいえる緻密な作りをセッションごとに説明してくれます。

そんな神様が創った芸術作品を自分自身で動かし生活するという全ての人が体験している現象に、
ここまで深くフォーカスする機会がいままでなかったこと。

身体に申し訳なさすら感じます。

そのくらい高いレベルで身体を見つめるのがロルフィングです。

なので正直、セッション後の体の変化はもちろんなのですが、
僕の場合生活全般に影響が出そうです。

身体と同時に頭に。

ミュージシャンや芸術家、俳優やプロスポーツ選手など、物事を深い思考で考える必要のある職種の人達に定評があるという点もうなずけます。

僕も美容師という仕事、髪に向き合って深い思考でデザインを創り込むこの仕事をする上で、大いに刺激的で毎回考えさせられるのです。
自分はここまでの深さで髪に向きあえているのか?
まだまだ浅いのでは!?

1回目に受けてその事を感じ、
2回目までの間にまた少し思考が浅くなっていたのを、
今回のセッションでまた深い場所に引き戻してもらった。

ベットに横たわり、身体に触れてもらいながら、
繊細な言葉に導かれて、思考を深くまで落としてゆく。

凄く心地よい時間。

素晴らしいです、ロルフィング。

こんな視点で感想述べる人はあまりいないかもしれませんが、
僕が感じている率直な感想です。







ロルファー稲員のコメント

彼が「思考」という言葉を遣うとき、私のそれとは異なる、体の叡智を含めた非常にポジティヴな人間全体を表わしていることが新鮮な衝撃でした。

ロルフィング®がクライアントご自身の「気づき」とともに体を本来の状態に導いていくこと、受け身ではなくロルファーとクライアントの共同作業であること、それを「思考の深さ」・「それを共有すること」と感じられているようです。

セッション2回目にして、施術による影響をこうして言語化できることに感服しています。自分の感性を大事にするとともに、それを活かして仕事に真摯に取り組んできたことの賜物ではないかと。

私が特にうれしいのは、体はもちろんのこと、生活全般に対して影響が出そうだ、というところ。

ロルフィング®で身体という”ドア”からその方をホリスティックに見ることで身体が変化し、身体が変化するととりもなおさずその人自身が変化することに他ならない、ということです。
(私自身は、オプションとしてライフスタイルや思考パターン・価値観にも影響が及びうる、というスタンスです。)

私も、彼を通して、美容師という仕事が膨大な知識と経験と接客術を持って行う、おもしろい、きりのない道なんだな、と垣間見させてもらっています。

体がより快適な場所になることで、美容道をさらにパワフルに切り拓いていってもらいたいです。

10シリーズの続きのプロセスも楽しみです。
どうもありがとう。

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